- 少しでも早い時期においしい柿が出るように、最近では「側枝はく皮」という栽培技術が確立されています。「側枝はく皮」というのは、実が付いている枝のつけ根部分の皮をそぎ落とすことで、葉で蓄えた栄養分が実の付いている枝より下部へおりないようにします。
その結果、着色が早まり、実がよく肥えて大きい果実ができます。手間ひまかけた栽培技術のおかげで、今までより早い時期からおいしい柿が出荷できるようになりました。
- 果皮にハリがあり、全体にむらなく色づいているものが甘みがあります。果実は大きく、手に取ってみて重みがあるものがおすすめです。ヘタ付近が青いものは常温で数日おいて色が全体に回ってくると食べ頃です。
- 柿は甘くておいしいだけではなく、体が喜ぶいろいろな栄養素がたっぷり含まれた果物です。
ビタミンC
美容や健康に効果的な栄養素としておなじみ。 葉酸
赤血球の形成を助けたり、胎児の正常な発育に良いといわれています。 食物繊維
便通の改善が期待できます。干し柿はさらに含有量が豊富。 ポリフェノール
柿の渋味=タンニンという成分はポリフェノールの一種で、最近では消臭作用が注目を集めています。 その他
カロテン、カリウム、ペクチンなどの栄養素も含まれています。
- 熟した柿を冷凍庫で凍らせるとシャーベット状になり、違った食感を楽しめます。カビが生えたり、腐敗している場合は食べないでください。
- 果糖を多く含む果物(ブドウ)は冷やすと甘みがより強く感じられますが、柿はショ糖を多く含むので、冷やしてもそれほど甘みを強く感じることはありません。常温でおいしく召しあがっていただけます。